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2010年 10月 29日
さて、授業風景第2回目の今回は、この日本語コースの中心人物、キーマン先生です。
ずっとお話しているように、このコースを支え続けてきた人です。 彼は来日経験はありますが、成績優秀者のbecaなのでたった3週間だけ、しかも日本語を習ったのはこのCEL-UTPだけというから驚きです。 英語も堪能なので、英語も教えています。 でも、学生の時の専攻は電子工学。 やっぱり、何でもできる人というのはいるんですね・・・ 彼は2クラス担当していて、これはレベル1の平日クラスの模様です。 このクラスの学生は、とにかく明るい。よくしゃべる。 私に対しても、物おじせずにどんどん話しかけてきます。(ほとんどスペイン語ですが) 恐怖や不安を取り除くことは、言葉の上達には欠かせません。 学習動機も、これだけいるとさまざま。 キャビンアテンダントをしていて日本に行ったことがあり今度じっくり旅行したい、在パナマ日本企業で働いている、など、仕事と関係ある人もちらほら見受けられました。 もちろん、大学生もいます。高校生も、います。 定員ギリギリ、大人気。 たしかに。 彼は、素晴らしい先生です。 まず、日本語の文法の知識も文化的背景に関する知識も豊富で正確です。 授業の進行は日本語で行ない、細かい説明はスペイン語でするのですが、その両方ともが正確で的確なのです。発音もすべて正しい。 そして、自分が学生だった経験を活かし、かゆいところに手が届く説明をします。 日本語とスペイン語の違い、どうしてそうなるか、表現の意味の説明、文化的な説明、言葉の由来など、日本人教師ではネイティブだからこそ気づかなかったり、うまく説明できないところもドンピシャ。 さらには、授業がおもしろい。 こういう言い方はアレですが、ど素人の日本人が教えるより教授法もしっかりしているし、練習もいろいろな形でたっぷり行ない、とにかく「生徒のための楽しくてためになる」授業なのです。先生のキャラも、それを手伝っています。 極めつけは、やはり愛情。 先生だからという奢った態度や上から目線はみじんもなく、それでも自由奔放な彼らを見事にリードして行きます。根気よく、辛抱強く、すべてを包み込む。 ここまで2人紹介しましたが、正直、私はここにいらないんじゃないか、と思ったくらいです。 だって、こんなにいい授業をする先生がいるんです。 「ネイティブ教師として、何かしなければ」 そんな私の浅はかな考えなど、吹っ飛んでしまいました。 そんなことを考えること自体、奢りや未熟さの表れだったのです。 いろいろ、勉強させてもらっています。
by momine2
| 2010-10-29 05:46
| パナマ 日本語教育
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