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2010年 12月 08日
今週で文化紹介コースも終了です。
前半は折り紙。 この日のためにスペシャル講師を呼び寄せました。 これまたパナマの折り紙第一人者と言っても過言ではない人物。 大使館主催の折り紙教室などでも駆り出される腕前。 彼もまた、UTP日本語コース受講者です。 下手な日本人、つまり私などより、はるかに折り紙という芸術を愛しています。 上の写真の花は、鶴を組み合わせて作った花。 手にしているのはドラゴン。制作に3時間を要するそうです。 ほかにも彼の作品が日本語教室にはたくさん飾られています。 外国に来ると、いろんな第一人者に出会えますね。 折り紙は外国でもたくさんの人に親しまれています。 なので、受講者内でも折り紙の腕がピンからキリまで。 はじめは風船などのとても簡単なものから始め、だんだん難しいものにしていきます。 ちゃんと角を揃えること、折り線をきちんとつけること、など、基本的なことからきちんと教えます。 私も今まで折り紙を何度も教えてきましたが、なんちゃってスペイン語でそれが正しい言い方なのかどうかもあやふやなまま教えたので、きちんと伝わらないことが多かったのですが、今回はそんな心配も一切なし。 彼の説明を聞きながら、「はー。これはそうやって言うのか」と勉強になりました。 みんな真剣です。 それぞれのクラスで、ちょっとずつ折るものが違うのですが、彼がどのクラスでも必ず教えるのは「鶴」。 定番中の定番です。 そのときに必ず広島の原爆のこと、貞子さんのこと、千羽鶴のこと、平和と折り鶴と日本人の関係なども説明してくれるんです。 広島の平和公園の写真なども見せると、受講者は深くうなずくのでした。 このクラスには子供も参加しています。 この4週間の文化クラスを通じて、だんだん私になついてくれるようになりました。 この日、ある女の子はどうしても花をマスターして帰りたいらしく、私の横に陣取りました。 私「じゃ、思い出しながらやってごらん。最初はどうだった?」「次は?」 女の子「えーとね・・・こうだったっけ?ちがうなー。あ!こうだ!ね?」 本当にかわいいです。 結局授業時間内に出来上がらず、あとは一緒に参加しているお母さんが家で教えるということで、しぶしぶ納得して、出来上がった作品たちを大事そうに抱えて帰って行きました。 公開講座は興味ある人すべてが参加でき、いろんな人と触れ合えるので本当にいいですね。 突然の要請にもかかわらず、快く講師を引き受けてくれた折り紙先生、ありがとう。 もちろん、今週末のすしパーティへご招待しました。
by momine2
| 2010-12-08 10:49
| パナマ 日本語教育
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