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2008年 05月 18日
シニアボランティアで一村一品をしていらっしゃるGさんがいる。
週末、そのGさんの活動先であるMALEKU(マレク族)を訪問した。 コスタリカはほかの国と違って、インディヘナの数が少ない。現在だいたい7部族ぐらいいるらしいが、ほとんどはコスタリカの南部、パナマとの国境近くに住んでいる。このマレク族は、アレナル火山の近く、インディヘナの中では最北に住んでいる部族ということ。 ここでマレク族ついて少々紹介。 今は約600人が政府による割譲地(?)に住んでいる。でも「私の土地」という概念がなかった彼らは、その後tico(ティコ。ここではインディヘナではないコスタリカ人のこと)にだまされ、どんどんその土地は減少していったらしい。 「マレク族」という、一族団結したものではなく、家族単位(といっても大きいけど)で集落を作っている。だからマレク族みんなで祭をしたり、踊りを踊ったり、会合をひらいたりっていうことはしないらしい。 居住区内に小学校がある。そこで教育を受けることができる。その昔は母親の使うマレク語だけだったが、今では学校でスペイン語を習うので(先生はティコ)バイリンガル化がすすみ、中には母親がマレク語を使えないためスペイン語しか話せないマレク人もいるとか。言語って、こうやって失われていくんだよね。 で、ヨーロッパ(スイスだったかな?)のNGOが、失われつつあるマレク語を残そうと辞書を編纂しているらしい。(当の本人たちはまったく関心がないみたいだけど)。 もちろんもっと勉強したければ外のcolegio(コレヒオ。日本の中学・高校にあたる)に行くこともできる。 結婚という概念がない。 子どもは家族みんなで育てる。 奇形児が出るほどまでに血が濃くなってしまったため、外の血を入れるようにしている。純粋なマレク人は、もはやほとんどいない。だいたいみんなティコとの混血。これもしょうがないことなのかもね。 ちょっと長くなったけど、私たちが知っている典型的なインディヘナの部族とはちょっと違うかな。民族衣装なんてもちろん着てないし、部族みんなで何かすることもないんだもの。 で、今回お邪魔したのは、マレク族の中でも観光に力を入れている家族。 彼が長、兼ガイドのルイスさん。そしてお姉さんのマリッツァさん。 木漏れ日の下でインディヘナ料理をご馳走になった。 ティコ料理の元祖なので、あまり違いはなかったけど、カカオのジュースは初めて!!めちゃウマだった(^^) 小さいけど、博物館が。 これは太鼓。太鼓の皮はイグアナの皮。 そのあと山歩き。 ラッキーなことに低い木でナマケモノが昼寝していた。 こんな近くで見たのははじめて!ゆっくり首を動かして、こっち見た!! いろんな植物をマレク族がどう使っていたか案内してもらった。 中米一大きな蟻もいた。体調2センチぐらいはあったと思う。 ルイスさんいわく「インディヘナとアジアは似ている。植物を薬や生活に使う文化だった。」そういうことをちゃんと教えているGさん、本当に素晴らしい。 お土産に民芸品の絵付けもさせてもらい、インディヘナ村訪問大満足☆ 帰りが遅くなり、結局予約していた温泉宿ではなくお言葉に甘えてGさん宅にお泊りさせていただくことに。そこにジンバブエOGのYさんがいた。彼女は今コスタリカに語学留学中。Gさんとはウガンダで知り合った旧知の仲らしい。 Gさんは、いうなれば「ウガンダの第1人者」。世界中をほとんど回り制覇している。 Yさんは、ウガンダにNGOで、ジンバブエに協力隊で、その後NGOでアフガニスタンへ。 こんな人たちとビール片手にいろいろ話ができで、ホント楽しかった。 なんか、自分の視点が、今までよりちょっと変わった気がした。 異文化の中に長くいるって、自分の日本くささ(いや、固定観念?)に気づくし、いろんな価値観も平等に見られるようになることなのかもね。世の中の悪と思われることさえ、善になる。頭ではわかっていたことだけど、私が今毎日もやもやしているのはまさにそこで、そこを変えていくのって、ホント、並大抵じゃない。わたしの場合、自分の中の価値観が絶対じゃないって身をもって知ったとき、今までの人生全部が否定されたような気がした。だって、それが私というものを作り上げてきたんだもの。それぐらい衝撃が大きかった。でも、ちょっとラクになった。だってしょうがないじゃない。私とちがうんだもの。 日本でもたくさんの外国人に接してきて、自分じゃ理解できてるほうだと思ってたけど、全然そうじゃなかった。私は温室の中にいただけだった。 Gさんいわく「もう、どうでもいいよ」ってなるのが究極だって言ってた。 なんか、ちょっと、わかった気がした。 これで、ちょっともやもやが取れそうな気がした。 次の日は、これまたステキなところへ。 なんと、川の水全部が温泉!!!! 川に入ると、温かいんだ、これが。 場所によっては川底からも温水が噴出。 滝もある。もちろんお湯 私の中でコスタリカ温泉ベスト1!!!(あーー、泥温泉も捨てがたいな) 4時間近くお湯の中にいたので、お風呂から上がったときにはもうクタクタ。 帰りのバスの中は爆睡だった。 今回の旅、ほんとGさんに感謝!!
by momine2
| 2008-05-18 06:25
| コスタリカ 旅行
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