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2009年 09月 04日
任期中最後のブログは、なんと4月に終わっていました。
帰国前2カ月間は、本当にいろいろあって、毎日めまぐるしく慌ただしく過ぎ、ブログを書いている余裕もなく帰国の途に着きました。 日本に帰って来てから2カ月、また私はコスタリカの地に赴きました。 そう、任期中にやり遂げられなかった仕事、残してきてしまった仕事、「中米日本語教育セミナー」に参加するために・・・。 4月20日過ぎに、申請していたネットワーク形成助成の申請が通ったと連絡がありました。 いろんな人から「無理だと思うよ」「ちょっと難しいかもね」なんて言われていただけに、申請が通ったという通知は本当に飛び上るほどうれしかった。でも、喜んでいるのもつかの間、目下メキシコでは新型インフルエンザが猛威をふるっていました。開催まであと1カ月だというのに、外務省から渡航を自粛するように通達があったり、JICAも海外渡航全面禁止したり、とてもじゃないけどあと1カ月で終息しそうな気配はなく、なくなく延期を決定、私はもし参加したいのならJOCVとしてではなく、一般人として自腹で参加、ということになり、完全に不完全燃焼なまま、心はコスタリカに残しっぱなしでの帰国の途となりました。 そして、待ちに待った8月。 夢の中米日本語教育セミナー。 残ったコスタリカ日本語教師隊員たちが忙しい合間を縫って準備をしてくれていました。 日本からは、これまた忙しい日程を調整してS先生が講師として駆けつけてくれました。 大使館には、日本語教育に精通しているFさんが着任していました。 8月22日、コスタリカの地にニカラグア、ホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラ、ドミニカ共和国の6つの国の日本語教師総勢40名が集結。在コスタリカ大使、日本人会会長らも駆けつけてくれ、ここに第1回セミナーが開かれたのです。 初日は講師の先生によるアイスブレーキングのあと、各国、各機関からの現状報告が行われ、様々な課題や問題点などがあげられました。先生たちからの質問や意見交換なども活発に行われました。 2日目は模擬授業。現地人先生による模擬授業やいろいろな面白かったり役に立った教室アクティビティーの紹介の後、今後のこと、つまりセミナーを毎年開催するためにしなければならないこと、ネットワーク形成の意思確認、中米日本語教育を活性化するためにみんなで一丸となって努力すること、そのための組織作り、提言書作成、帰国してからの早期の報告会実施などについて話あわれました。提言書については翌日の12:00までの宿題となり、みんな疲れていたりコスタリカナイトを満喫したいのをぐっと抑え、夜遅くまで国ごとに話し合っていました。 3日目は宿題の提言書のまとめ、組織の名前決定、役員選出など、具体的なこまごまとしたものが決められ、最後に講師の先生からの総評、修了書授与で会がお開きになりました。 夢のような3日間でした。 なぜなんでしょう。中米というところにいる学生も先生もみんな、なんでこんなにもアツく、キラキラした情熱をもっているんでしょう。 今までJICAからも交流基金からも専門家が派遣されることなく、いや、どちらかというと見放された、全然注目されたこともない土地でした。ドミニカ共和国は日系社会がありますからまた話は別ですが、他の国は何のために日本語教育をやってるのか分からないほどで、小規模で、日本としてもここに力を入れるよりは、アジアや日系社会のある南米に力を入れた方が、より大きな成果が期待できると思うのも無理はないのかもしれません。 しかし、現実は、そんな見放された中米の地で、こんなに生き生きとした、素晴らしい学生、そして先生たちが存在し活躍していたんです。みんな日本語が好きで好きでしょうがない、もっと日本語教育環境をよくしていきたい、もっともっと・・・。 でも、狭い世界しか知らなかったためにどうしていいのか分からず、一人で悶々と戦っていたんです。今までは。 でも、これからは違います。 ネットワークができました。悩みは分かち合うことができ、相談したりほかの国のやり方を真似たりできます。比較対象ができ、自分の国の現状が客観的に見られるようになりました。そして夢は、みんなの夢になりました。仲間ができた。一人じゃない。 中には日本語が好きでまだ学生なのに日本語を教えている現地人、全くの無給で教えている現地人などもいました。「日本語が好き」。その純粋な思い意外、見返りは何も求めていないのです。こんな先生たちがいる中米の日本語教育は、今後ますます発展すること間違いなしです。 こんなステキな先生たちに会えて、存在を知ることができて、もう私は思い残すことはありません。 全てを託していくことができます。 あとは、よろしくお願いしますね。 今まで自爆霊みたいに、ずっとコスタリカに心を残したままうろうろしていましたが、これですっきり、気持を切り替えることができます。やっと、前を向いて歩いていけそうです。 そうはいっても、もう私とコスタリカは切り離せるような関係ではありません。 私がコスタリカの日本語教育に関わってしまったのは、もはや運命ですね。 いつまでも見守って行きます。 もしかしたら性懲りもなく、来年もまた参加しているかもしれません。 だって、こんな胸が熱くなる場所、離れられるわけがない!! きっと死ぬまで中米の日本語教育に関わっていくことでしょう。 「セミナーを申請してくれてありがとう」 たくさんの参加者が言ってくれた言葉。 やってよかった。 反対されても、突っ走ってよかった。 全ての苦労が報われて、自分がやったことが間違いじゃなかったんだって思えた。 私はきっかけを作ったにすぎない。 忙しい中連絡し準備をし、ここまでいいセミナーにしてくれたコスタリカ隊のみんな、参加してくれたみんな、講師の先生、大使館のみなさん、JICAのみなさん、そのほか、協力してくれたみなさんに、言いたい。 本当にどうもありがとうございました。 そして、各国で活躍される現地の先生方、主役はあなたたちです。 ネットワークは今産声をあげたばかり。勝負はこれからです。 これからの中米の日本語教育のますますの発展と活躍を心より祈っています。 そして、これにて私のコスタリカでの活動記録を終了とさせていただきます。 今までお付き合いくださったみなさま、本当にありがとうございました。 完
by momine2
| 2009-09-04 13:59
| コスタリカ 日本語教育
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