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2010年 01月 16日
学生に戻っていろいろなことを見聞きし考えているうちにだんだん「自分」が見えてきた。
これまでやってきたことを振り返り、そしてこれからやっていきたいと思うことを考えたとき、ぜったいはずせないこと。 1.異文化理解 2.日本語教育 3.国際協力 もともと、比較文化とか文化人類学とか、異文化に興味があったし、日本語を教えているのも日本語を通して日本の文化を知ってほしいという想いのほうが、文法的に正確な日本語を身につけ、運用能力を伸ばすことより優先していると思う。日本語を言語学的にとらえるより、異文化間教育的、心理学的影響の方が、私にとっては重要かも。日本語はむしろそれらを教えるための手段であって、日本語を勉強して、人間的に成長した、とか、視野がひろくなった、とか、いろんな見方ができるようになった、とか、そうして人を成長させることは「教師」と名のつく職業の人の義務、というか、言葉をかえて言えば「人間開発」だと思う。 もう一つ、自分の置かれている状況を見るとき、たとえば、こんなに安く食べ物や服が買えるのも、どこかの国でだれかが安い給料で働いているからだ、とか、水道をひねれば水が出て好きなだけ使えるって、すごいことだよね?とか、ペットボトルとか印刷済みの紙とかを見ると、もはやゴミではなくて資源に見える、とか、でもそういうリサイクルができる技術や施設がある日本って、やっぱり先進国だな、とか、勉強したいと思っても勉強できない人が世界中にはたくさんいる、とか、いくらお金がなくても毎日3食ご飯が食べられる私って、貧しい人に比べたらめちゃめちゃ恵まれてる、とか、もう世界全体を基準としてしか見られなくなってしまっていて。できることならそこへ行って、環境破壊防止とか生活向上とか環境改善とか、そういうことに協力したいけど、でも私にはそういう能力がないのはよく分かっていて。 で、じゃ、自分にできるのは日本語を教えることだけって考えたとき、日本語というものを通して、知的好奇心を満たすことはできるんじゃないかって、思った。人間には文化的な生活を送る権利がある。モノやお金が十分満たされることだけが、豊かさじゃない。内面も満たされて、初めて人間的な最低限の生活になると思う。ひどい労働環境でも人は歌があればがんばれるし、美しいモノや景色を見ると心が洗われるし、いろんなことを知りたいと思うのは人として当然のことだし、それを知る権利もある。だから、新しい世界を見せる手段として、私は日本語教育を行なっていきたいなと。 もちろん、日本に住んでいる外国人のみなさんにとっては、死活問題にもなるわけだから、言葉は文脈や日本人の考え方も含めてきちんと教えなきゃいけない。それと同時に、異文化の中で生きているいろんなストレスとかなんかを発散できることろになりたい。人って、言葉がつうじないことよりも「分かってもらえない、受け入れてもらえない」っていう精神的なことの方がダメージが大きかったりするから。 ようやく、自分の目指すべき道がはっきり見えてきたかな・・・
by momine2
| 2010-01-16 18:20
| コスタリカ 日本語教育
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