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2008年 04月 07日
最近、大学の北門、いつも使っているコピー屋の近くの門付近に、果物売りがやってきます。ピックアップの荷台が店舗代わりで、子どもが店番をしています。カットフルーツなんかも売っています。
その子はたいがい車に乗って客が来るのを待っています。日本人(というかアジア人)が珍しいのか、私に挨拶をしてくれます。私もいつもいるその子が気になって、いつもコピー屋に行く時は何気にその子を探してしまうのですが。 別にこれだけならどこでも見かける普通の光景ですよね。でも、なんか変なんです。なんで私はこんなにこの子が気になるんだろう???そして、あるとき、その理由がわかりました。大人がいないんです。 私が言いたいのは「児童労働」ってことじゃありません。(それもちょっとはあるけど、いまさらビックリするほどのことじゃない。)「この車、だれが運転してきてるんだ??」ってことです。彼に直接聞いたわけじゃないから、本当のところはどうかはわかりませんし、もしかしたら私が見ていないだけで親がどこかにいるのかもしれません。でも・・・・ そういえば、以前授業で「何歳になると、車が運転できますか」と聞いたことがあります。そのときの学生の答えが、「だいたい10才になると、運転できます。」耳を疑ったんですが、この果物売りの子を見て、その話とリンクしました。聞いてはいたんですが、見たのは始めて。学生の話は本当だったというわけです。 コスタリカにももちろん自動車運転免許があります。でも、実際は免許を持っていない人も運転しているようなんです。試験に何回も落ちる人(つまりルールを知らない人)や、車はあるけど免許がない人(つまり農場の人)なんかが無免許運転をしていると聞いたことはありましたが、でもそれは大人の話だと思っていました。 田舎では農作物の運搬などに車の運転は必須。子どもでも車が運転できれば立派な労働力になります。親が子どもに運転の仕方を教え、子どもはまずは近所の道すらないようなひろーーい草原や車なんかほとんど通らないような田舎道で練習します。Finca(農園)での運搬が目的だから、交通ルールとかは必要なし。で、運転の仕方を覚えた子が、やがて車に乗ってまちへ繰り出す、というわけです。 コスタリカ人の運転マナーの悪さ、交通マナーのひどさに閉口してたましたが、なんか納得してしまいました。判断力が育ってない子どもにどうやったら車が動くかだけを教え、マナーやルールを知らない運転手を量産しているのです。そりゃ免許試験もパスできないわけですよね。そういう運転手がこの国の道路にはたくさんいて、だからいつも渋滞だらけで事故ばっかりおきているのでは?いつこちらも事故に巻き込まれるかわかりませんし、自分で注意するよりほかありません。 100歩譲って、大人で無免許なのは自分の責任でしょうがないにしても、大人が子どもにまちの道路を運転させちゃ、だめでしょう。
あのフルーツ売りの子にいつかきいてみたい。聞くのが怖い気もするけれど。
by momine2
| 2008-04-07 08:08
| コスタリカ 生活
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