by momine
ブログパーツ
カテゴリ
全体 考えたこと シンプルライフ コスタリカ 生活 コスタリカ 日本語教育 コスタリカ 旅行 コスタリカ イベント パナマ 生活 パナマ 日本語教育 パナマ 旅行 パナマ イベント ケニア 日本 日本 駒ヶ根訓練所 日本 家族 日本 大学院生活 日本 日本語教育 マレーシア 生活 マレーシア 日本語教育 マレーシア 旅行 マレーシア イベント ペルー 生活 ペルー 生活 食 ペルー 日本語教育 ペルー 旅行 ペルー イベント 未分類 以前の記事
2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2012年 09月 more... 記事ランキング
その他のジャンル
|
2008年 11月 01日
これを実践している男がいます。
彼の名前はリカルド。 まだ大学院の学生ですが、JICAの登録通訳でもあります。 日本語ペラペラ。 彼が日本語を勉強し始めたのは約8年前。 コスタリカ大学の学部生だった時に、大学に派遣されていたJICAの日本語教師隊員のクラスを受講したのが初めてでした。 それから8年、日本語のコースが終了した後も一人でコツコツと勉強を続けてきたそうです。 そして数年前に「日本語成績優秀者」という奨学金で初めて日本へ行くことができました。 「あの先生との時間は、本当に楽しかった。いつもお互い冗談ばかり言ってた。彼女はいまでも自分にとって特別な存在。ほかの日本人も、自分が日本語を勉強していると話すと、根気強く自分の日本語を聞いてくれて、本当に優しかった。日本語も好きだったけど、それを話す日本人が好きだから、だから勉強を続けようと思ったし、続けることができた。」と彼は言いました。 同じころ、これまたJICAの柔道隊員から柔道を習い始めました。 コスタリカに柔道隊員が派遣されなくなった今でも、柔道を続けています。その腕2段。 彼が教えを受けているのは7段をもつ、70歳の日本人。 もうおじいちゃんで投げ飛ばすことなどはさすがにもう無理らしいのですが、寝技では未だに勝てないと言っていました。 そのおじいちゃん師匠は、コスタリカ柔道協会に「コスタリカで教えている柔道は変だ。なぜ蹴ったり殴ったりするのか?そんなのは柔道じゃない。ちゃんとした柔道を教えるべきだ。」とモノ申したせいでクビになってしまったそうで。 で、おじいちゃん師匠がいなくなってしまった今、彼は後輩たちに、ずっと教わってきた(キックやパンチを使わない)日本の伝統的な柔道、「柔よく剛を制す」の柔道を教えています。 「途中でやめるのがきらい」 と、彼は言います。 こんなこというコスタリカ人がいるんだからビックリ!! 私より日本人魂を持っています。 好きで続けてきたことで、今ご飯を食べ、その道で認められる人になり、そしてこれからももっともっと彼は大きくなっていくことでしょう。本当に尊敬してしまいます。 一人のスーパーな学生の言葉に、しみじみいろんなことを考えさせられたのでした。
by momine2
| 2008-11-01 06:54
| 考えたこと
|
ファン申請 |
||